NI製品ディスカッション

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NI 9205 によるアナログ入力電圧の測定値について

いつもお世話になっております。
 
CompactRIO と、アナログ電圧入力モジュール、及びアナログ電圧出力モジュールを使用して、
計測自動制御を行いたいと考えているのですが、アナログ入力モジュールが上手く機能していないせいか、
上手くプログラムが動作しません。
 
具体的には、添付のプログラムの様に、FPGA VI でアナログ入力とアナログ出力の操作を同時に行い、
Host VI では受け取ったアナログ入力値をそのままアナログ出力値としてFPGA VI に渡すようにしています。
また、アナログ出力ポートの前に飽和をかけています。
 
しかし、外部からアナログ入力チャンネルに信号を与えているのですが、
値が変(1.0Vの値を入れているのに、FPGA VI からは16 ビット整数で0や1といった小さな値が渡される)になってしまい、所望の動作をしてくれません。
 
アナログ入力モジュールに問題があるとは考えにくいので、VI 側の問題なのだと思うのですが、原因がわかりませんでした。
また、最近LabVIEW を8.5 から8.5.1 にバージョンアップしたのですが、
バージョンアップ前に作成して上手く動作していた、似た様なVI も同様に変な値を取るようになってしまいました。
 
これらのVI について、何が原因なのでしょうか?
お忙しい中で申し訳ありませんが、VI を再現して動作確認を行って頂けないでしょうか?
よろしくお願い致します。
 
Windows XP Professional SP2
 
LabVIEW 8.5.1
LabVIEW FPGA モジュール8.5.1
LabVIEW Real-Time モジュール8.5.1
 
CompactRIO の構成
cRIO-9104
cRIO-9014
アナログ出力モジュール:NI 9263
アナログ入力モジュール:NI 9205
 


このメッセージは 07-01-2008 03:21 PMに bado_ が編集しています。
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bado_ 様

平素より弊社製品をご使用いただき誠に有難うございます。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部の櫻田と申します。


大変に申し訳ございませんが、弊社にてお客様のVIの動作確認を行う事は、リソースの関係上、現在困難な状況にございます。お時間を頂ければ、確認も可能ですが、その場合には、しばらくお待ち頂くことをご了承願います。

お急ぎであれば、お客様の元で、VIとモジュールのどちらに問題があるのかを切り分ける為に、LabVIEW FPGA モジュールに付随しているアナログ入力のサンプルプログラムを実行して電圧値の集録自体が正常に可能かどうかをご確認願います。もし、正常に動作しない場合には、念のため、NI-RIOドライバを再インストールをお試し頂きまして、それでも動作しない場合には、モジュール故障の可能性がございます。
モジュール故障の場合には、お手数かと存じますが、弊社まで、電話かメールにてご連絡願います。
(AOモジュールが正常に動作しているのであれば、ドライバの再インストールは必要ございません。)

よろしくお願い申し上げます。

日本ナショナルインスツルメンツ技術部
櫻田
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日本ナショナルインスツルメンツ技術部 櫻田様
 
返信して頂きありがとうございます。
 
こちらの方で、約1.2V の直流電圧を入力としてアナログ入力のサンプルプログラム(NI 9205 Basic IO)を実行したところ、
やはりFPGA側 から送られてくるデータの値が小さく、ほぼ0と扱われているようでした。
添付の画像1番にその実行時の様子を示します。
 
1つ気になった点が、画像2番と3番に示している、FPGA VI のアナログ入力ポートの色の違いです。
サンプルプログラム(NI 9205 Basic IO (FPGA) )は、初めて開いた状態では、
アナログ入力ポートの色が整数データを扱う事を示す青色でした。(画像2番のAI0やAI1など)
 
これに対し、こちらのCompactRIO で実行できるように FPGA I/O Node の中身を変更すると、
いつも入力ポートの色が固定小数点データを扱う灰色になってしまいます。(画像3番のAI0やAI1など)
 
以前はサンプルプログラムの様に、整数データを扱う青色になっていたと思うので、これが原因ではないかと考えています。
櫻田様の仰られたように NI-RIO を再インストールしてみましたが、上記の入力ポートの色は変わりませんでした。
 
これをサンプルプログラムの様に、整数データタイプを扱えるように戻すにはどのようにすればよいのでしょうか?
よろしくお願い致します。


このメッセージは 07-04-2008 04:55 AMに bado_ が編集しています。
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bado_ 様

日本ナショナルインスツルメンツ技術部の櫻田です。
お世話になっております。

bado_様のご指摘のように、固定小数点データ(グレー)にて電圧値を取得すると、1.2という値がFPGAからホストに渡されるので、ホスト側でこの固定小数点データ値をDBL型にスケーリングする際に、ほぼ0Vとして出力される可能性はあります。

NI-RIOのバージョン2.4以降では、AIノードの設定がデフォルトでキャリブレート後の固定小数点データとして渡されます。2.4よりも前のバージョンでは整数データ(ブルー)で渡されておりましたので、サンプルのように、ホスト側へデータ転送後にDBL型へスケーリングする必要がありました。NI-RIO 2.4以降のバージョンで整数データとして受け取る場合には、プロジェクトエクスプローラ内のFPGAターゲット内にあるAIモジュールのプロパティを開いて(モジュール内の各チャンネルのプロパティではないです)、Calibration ModeをRawに設定する必要があります。

あるいは、固定小数点データで取り扱うのであれば、ホスト側でのスケーリング処理が必要なくなりますので、その部分を省いてご使用頂いても良いと思います。

日本ナショナルインスツルメンツ技術部
櫻田
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日本ナショナルインスツルメンツ技術部 櫻田様
 
お世話になっております。
わかりやすくご説明して頂きどうもありがとうございました。
 
櫻田様のご説明通りにAI ノードのプロパティにおいてCalibration Mode を変更したところ、上手くデータを計測する事ができました。
 
今回はお忙しい中、どうもありがとうございました。
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