VisaRead関数で読み取る値が、直前にVISAWrite関数で指示した値と異なってしまう問題

[Shigeru187]

添付したVIは、シリアル通信を用いて、ピエゾステージとカメラを制御するプログラムです。

VISA Write関数を用いてピエゾステージを移動させ、VISA READ関数を用いてピエゾステージの位置を読み取っています。

ピエゾステージは、たとえば0.1ミクロンずつ、0.1、0.2、0.3とZ座標を移動させていくのですが、

read関数から読み取られる値は、１つずつずれてしまいます。

どういうことかというと、たとえばwrite関数で0.3に移動させた後にRead関数で読み取られる値は0.2になります。

write関数の後にread関数があるにも関わらず、read関数で読み取られる値は、直前に指示した値ではなく、そのさらに1つ前の値になります。

この理由がよくわからないので困っているのですが、どなたか教えていただけないでしょうか？

[Y.Minami]

Shigeru187 様

いつもお世話になっております。

日本ナショナルインスツルメンツ技術部の巳波と申します。

ご利用のピエゾステージがどういった仕様になっているかは存じ上げておりませんが、

• 0.3、0.2、0.1 というふうに逆方向に動かしていった場合
• 0.1、0.1、0.1  というふうに同じ値を書き込む（つまり動かさない）場合
• 「高速測定」制御器の True/False を切り替えた場合

をご確認頂けましたら、トラブルシューティングのヒントになるかと存じます。

宜しくお願い致します。

[Shigeru187]

0.3、0.2、0.1 というふうに逆方向に動かしていった場合にも、やはり1つ手前に指示した値が表示されました。

すなわち0.2と指示した後に、0.3と表示されました。

同じ値を書き込む場合には、最初の2回は、前回のピエゾの位置が表示され、3回目の移動指示の後から正しい移動位置の値が表示されました。

高速測定を切り換えても、症状は変わりません。