nishiyan様、お問い合せありがとうございます。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部の神谷と申します。
VIのフロントパネルに表示されるフォントやサイズが、開発時と実行時で異なって表示されてしまうことがある件につきお答えします。
VIのフロントパネルのオブジェクト(表示器や制御器)で使用されるフォントは、アプリケーションフォントとして登録されているフォントになります。アプリケーションフォントは標準設定の Windows XP 日本語版ですと MS UI Gothicの9ポイント、Windows Vista 日本語版ですと Meiryo になります。またアプリケーションフォント自体はデフォルトでは Windowsの「画面のプロパティ」アイコンフォントとして指定されているフォントになります。従いまして開発マシンと実行マシンでこれらのフォント設定や Windowsのバージョンが違いますと、表示結果が異なってしまう場合がございます。
これを回避するには以下の3つの方法がございます。
- フロントパネルのオブジェクトに使用するフォントをアプリケーションフォントではなくきちんとフォント名とサイズを指定する。(9pt MS UI Gothic, Tahomaなど)
- アプリケーションフォントとして指定されるフォントをLabVIEWオプションから指定する。(ツールメニュー >> オプション >> フォント)
- Windowsの「画面のプロパティ >> 詳細」のアイコンフォントを2台のマシンで同じ設定にする。
私がお勧めするのは1番の表示器や制御器に使用するフォント名とサイズを指定する方法です。その理由はLabVIEWやWindowsの設定に頼らず、VI上で完結する方法だからです。LabVIEWで使用されるフォント設定の詳細については、以下の技術情報も参考になりますのでご確認下さい。
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
技術部 神谷
このメッセージは
12-20-2007 07:42 PMに M.Kamiya が編集しています。