09-09-2005 06:11 AM
09-12-2005 09:01 PM
日本ナショナルインスツルメンツ技術部の長久と申します。
S-curve(S字)制御は、加速、もしくは減速時の振動などを回避するために、
加速、減速時にS字曲線に修正する制御です。
加速時、もしくは減速時にはJerk(加加速度)と呼ばれる急な動きが生じます。
詳細につきましては、Motion Assistant Helpの検索から「s-curve」と記入していただければ参照できます。
LabVIEWの関数でS-curve制御を行うためには、
“Load S-Curve Time”関数を使用します。
この関数では、Jerk(加加速度)を設定しS字曲線に制御するのではなく、
(そのため、特にJerkに関しては計算したりする必要はありません。)
“S Curve Time”端子にS字曲線に修正する時間を入力して制御します。
ただし、単位は秒ではなく、1から32767の間のサンプル数を入力します。
この1つのサンプル数はデフォルトで250usなので、
例えば、10と入力すると、加速時、減速時のときの2.5msの間をS字曲線で修正します。
特に、この“S Curve Time”端子に入力する値に関しては決まりがないのですが、
注意する点としては、ターゲットポジションが存在する場合、
ただの台形制御に比べ、ターゲットポジションへの到達時間が長くなってしまう場合があります。
09-13-2005 01:11 AM
09-15-2005 03:48 AM
09-15-2005 03:48 AM - 編集済み 09-15-2005 03:48 AM
このメッセージは 09-15-2005 06:48 PMに T.Nakajima が編集しています。
09-17-2005 11:41 PM