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パワースペクトラムの算出結果がVIにより異なる

お世話になります。
LabVIEW7.1を使用しています。
 
振幅1の正弦波をPower Spectrum.vi と スペクトル計測 を用いて パワースペクトラムを求めると、
Power Spectrum.vi を用いた場合は 振幅が0.25、スペクトル計測 は0.5 となり、パワーが2倍異なります。
ちなみに、スペクトル計測の設定は(結果:線形、ウィンドウ:なし、平均:なし)です。
 
計算の手法が異なるのでしょうか?
 
よろしくお願いします。
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hino123 様

平素より弊社製品をご使用いただき誠に有難うございます。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部の櫻田と申します。


まず初めに、LabVIEWヘルプの「Power Spectrum.vi」をご覧下さい。
こちらのヘルプにありますように、本VIにて求められるパワースペクトルは負の高調波を含んで出力されます。
ナイキスト周波数(サンプリングレートの半分)を中心として、正と負の高調波を持ちますが、実際にはナイキストの定理よりサンプリングレートの半分以下の周波数成分のみを持ちますので、それに含まれない負の高調波成分は正の高調波成分へ重畳されます。
そのため、添付のサンプルのように処理することでパワースペクトル計測と同じ結果が出力されます。

実際にパワースペクトル計測の内部でも、「Power Spectrum.vi」+添付のサンプルと同様の処理が行われております。



以上、よろしくお願い申し上げます。

日本ナショナルインスツルメンツ技術部
櫻田
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お世話になります。
 
負の高調波成分を足していたんですね。
理解しました。
ありがとうございました。
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