山本 様
平素よりNI製品をご利用頂きまして誠に有難うございます。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部 見目と申します。
この度は、弊社ディスカッションフォーラムをご利用頂きまして誠に有難うございます。
タイムベースの設定は下記の名称のDAQmxチャンネルのプロパティノードから指定して頂けます。
カウンタ入力:位置:A入力:デジタルフィルタ:タイムベース:レートプロパティ
カウンタ入力:位置:A入力:デジタルフィルタ:タイムベース:ソースプロパティ
プロパティノードは「書き込み/読み取り」を指定出来まして、書き込みにしていただくと、100MHz、20MHzとお選び頂けます。
上記動作を行ないます画像ファイルを添付致しましたので、ご確認下さい。
尚、角エンコーダの位置検出を行う際、カウンタが使用するデフォルトのタイムベースは100MHzでございます。
従って、最小パルス幅10 n秒まで対応しております。
また、アナログ入力とエンコーダの位置検出を同期する場合は、サンプルクロックを生成してバッファを使用したカウンタ入力が必要です。
AIのサンプルクロックをCIで参照することにより、同期を図ります。
サンプルクロックは、タイムベースを分周して作成され、タスクのサンプリングのタイミングを設定します。
NI PCIe-6320のアナログ入力の最大サンプリングレート250 kS/秒ですので、AIとCIを同期する場合の可能最大サンプリングレートは250kHzでございます。
サンプリングはサンプルクロックで指定したタイミングでハードウェア的に行われます。
従って、エンコーダが生成していますパルスの周波数が例え100MHzの場合でも、角エンコーダが角度を読み取るタイミングは250kHzです。
つまり単純計算しますとエンコーダからの信号400パルスごとに角度が読み取られますので、エンコーダの角度情報の精度は落ちてしまいます。
サンプルクロックはDAQmxタイミング（サンプルクロック）より作成して頂けます。
サンプルクロックはタイムベースを分周して作成されますが、
サンプリングの際に使用するレートは、あくまでもサンプルクロックで指定したレートです。
例えば、サンプルクロックのレートが200kHzで、タイムベースは100MHzであっても、10MHzでCIは行えません。
AIとCIの同期につきましては、下記のURLにサンプルVIがございますので、ご参照頂けますでしょうか。
Synchronize Encoder Counter Input and Analog Input
http://decibel.ni.com/content/docs/DOC-10785
上記内容に関しましてご不明点やご質問がございましたら、
どうぞお気軽にご連絡いただけますよう宜しくお願い申し上げます。
日本ナショナルインスツルメンツ 見目 ルツ
