Technical Update / Software Release
Version: 2026 Q1
LabVIEW 64-bit版における日本語環境の正式サポートおよび
2026 Q1 新機能の概要
大規模メモリ空間の活用と開発ワークフローの近代化
1. 概要
日本ナショナルインスツルメンツ(NI)は、LabVIEW 2026 Q1のリリースに伴い、64-bit版LabVIEWにおける日本語ユーザーインターフェース(UI)の正式サポートを開始いたしました。
本アップデートにより、日本のエンジニアは大規模なメモリ空間(64-bit)の利点と、母国語による直感的な開発環境(日本語UI)を同時に享受することが可能となります。併せて、AIアシスタントの統合やソース管理機能の強化など、現代的な開発フローに対応した多数の新機能が導入されています。
2. 64-bit日本語版の技術的利点
2.1 メモリ制限の撤廃
32-bit版におけるプロセスあたり2GBのメモリ制限が解消されます。これにより、PCに搭載された物理RAMを最大限に活用でき、高解像度画像処理やテラバイト級のログ解析といったメモリ集約型タスクのパフォーマンスが劇的に向上します。
2.2 ローカライズによる効率化
メニュー、パレット、コンテキストヘルプが完全に日本語化されました。英語環境への適応コストを排除し、既存の32-bit版ユーザーも違和感なく64-bit環境へ移行可能です。
3. LabVIEW 2026 Q1 主な新機能
本リリースでは、開発ライフサイクル全体を支援する以下の機能強化が含まれています。
| 機能 |
詳細 |
| NI Nigel™ AI アシスタント |
開発環境に統合されたAIが、コードの提案、ハードウェア検出のトラブルシューティング、ドキュメント検索をリアルタイムで支援します。 |
Git親和性の向上 (デバッグ情報の分離) |
ブレークポイントやプローブの設定が、VIファイル(.vi)ではなく個別のプロジェクト状態ファイル(.lvprojstate)に保存されるよう変更されました。デバッグ操作がソースコードの差分として検出されなくなります。 |
| 外部変更の即時検知 |
Gitプル等によりディスク上のファイルが更新された際、LabVIEWが即座に検知し、リロードを促すダイアログを表示します。チーム開発時のコンフリクト管理が容易になります。 |
| CI/CD & Docker対応 |
UIを必要としない「ヘッドレスモード」での実行や、Windows Dockerコンテナの公式サポートにより、継続的インテグレーション(CI)パイプラインへの組み込みが簡素化されました。 |
4. 入手およびインストール要件
NI公式サイトのダウンロードページより、以下の構成を選択してインストールを行ってください。
- バージョン: 2026 Q1 以降
- OS: Windows (64-bit)
- ビット数: 64-bit を選択
- 言語: Japanese を選択
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