農業のICT化に取り組んでいる企業で、データの可視化に困っているという話があったので可視化のサンプルを作ってちょっとデモを行いました。
けっきょくあまりLabVIEWには気持がいかなかったようで残念でしたが、東北といっても地域によってずいぶん気候が違うのが見えて面白かったです。特に青森、秋田、岩手、山形の積雪量の違いは昔から知っていたような気がしますが、データでみるとなるほどと思いました。
2地点の比較.vi (メイン)
気象データ.vi (サブ)
LabVIEW2009で作成しました。全体的に地道にカンマ区切りのデータをひろっているVIです。日付データをタイムスタンプに変換するあたりが再利用できるかどうか。
年末年始を含む1か月の1時間ごとのデータをサンプルとして添付しました。データ元は以下のURLです。
気象庁の「過去の気象データ・ダウンロード」[http://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/index.php | http://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/index.php]
!https://decibel.ni.com/content/servlet/JiveServlet/downloadImage/186167/%E6%B0%97%E8%B1%A1%E3%83%87%...|alt=気象データd.png|width=620|onclick=|class=jive-image-thumbnail jive-image|src=https://decibel.ni.com/content/servlet/JiveServlet/downloadImage/186167/%E6%B0%97%E8%B1%A1%E3%83%87%...|__jive_ID=186167!
「日付データをタイムスタンプに変換する」部分で不具合がありました。
気象庁のデータベースは1日の最後の観測時刻を24時としているのですが、LabVIEWの日付クラスタには時の数値として0-23を使うようにとの指定があります。これまでは日付クラスタの時の数値として24を入れても自動的に翌日の0時として処理できているので気にしていなかったのですが、なんと、1960年、1971年、2038年あたりで翌日への繰り越しがされないことに気が付きました。
古いデータを扱うときには要注意です。とりあえず困りますので私なりの回避策を見つけました。
煩雑ですが、UTCへの変換を間に入れることで希望する動作となりました。
UTCでの24時に相当する時刻「15時」ではどうかと試してみましたが変な動作とはなりませんでした。
参考までにNGな例と回避した例を示すVIを添付します。
(24時問題another_check.vi)
(2015.02.08)