LabVIEWのXControl機能を使用して、カスタム制御器を作成する方法を紹介いたします。
LabVIEWにはXControlという、独自の制御器を作成する機能があります。ここではその機能を用いて、どのようにしてカスタム制御器を作成するかを説明しています。
XControlを使うことで既存の制御器・表示器では実現ができない動作や新しい機能を制御器に持たせることが可能となります。
基本はイベントストラクチャを使用したサブVIになっているので、プログラミングスキルとしては実践集中コース1レベルの知識でご理解頂けるかと思います。ただし作成にはそれなりの工数がかかるため、闇雲に使用されることは推奨されません。基本は既存の機能で実現し、既存の機能ではどうしても実現できない部分にXControlを使用する、という使い方となります。
(なお、日本ナショナルインスツルメンツのトレーニングコースでは「上級設計コース」というコースにて取り扱っております)
ここでは過去ディスカッションフォーラムで議題となった、複数列リストボックスに対して、「列毎にセル位置調整をする」という機能を実装しています。
解決済み: 複数列リストボックス 列毎のセル位置調整を静的に設定することって可能? - NI Community
以下のイメージの様な制御器を実現しています。
この資料が開発の助けとなれば幸いです。
添付の資料をご参照ください。
NIコミュニティのサンプルコード交換のサンプルコードは、MIT Licenseによりライセンス供与されています。