PXI 6250

[高野]

過去にPXI 6250を使用して1MS/sでサンプリングしたデータを処理して、計測を行うシステムを

構築しました。シングルエンド２チャンネルで、50msの間に、

２チャンネルで交互にサンプリングする機能を用いて、

チャンネル０を２５０００点測定、チャンネル１を２５０００点測定しています。

グランドを共有しているため、測定対象の電圧を発生させている部分が

相互に影響し合ってしまっていたようで、対策を練っています。

当時、最も速いボードを目一杯で使用したはずなので、

確か、差動型では２チャンネルで使用出来なかったと思うのですが、もし、それが可能ならば、解決なので、

PXI 6250が差動型で、同じように２チャンネルの計測が出来るかどうか、確認させて頂きたくメールさせて頂きました。

また、この種の連続サンプリングの機能を持つボードについての情報がありましたら、お教えください。

[T.Wakugawa]

高野 様

平素よりNI製品をご利用頂きまして誠に有難うございます。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部の湧川と申します。

先日書き込み頂きました件につきまして連絡差し上げております。

PXI-6250の仕様としましてアナログ入力の最大サンプリングレートが1.25MS/秒となっており、各チャンネルのサンプリングレートは（最大サンプリングレート　/　使用チャンネル数）となります。これはPXI-6250ボードでは1つのADコンバータですべてのチャンネルのAD変換を行っているためです。
従いまして、差動集録ですと各チャンネル集録に2チャンネル使用しますので最大でも　最大サンプリングレート（1.25MS) / 2 となり、1MS/秒のサンプリングレートで集録する事はできかねます。
対処策としまして、サンプリングレートを下げて集録して頂くか、各チャンネルにADコンバータを搭載している弊社SシリーズDAQボードを使って頂く事が考えられます。

下記リンクに弊社Sシリーズボードにつきまして記述されておりますのでご参照頂ければと思います。
"Sシリーズ 同時サンプリングマルチファンクションDAQ"
http://sine.ni.com/nips/cds/view/p/lang/ja/nid/10955

上記内容をご確認いただきまして、ご不明な点などありました書き込み頂ければと思います。
お手数ですが、宜しくお願い致します。

日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
技術部
湧川　朝満