12-12-2005 03:44 AM
12-12-2005 05:29 AM
>(そんなことは時間的に可能なのでしょうか?かなり弱気です)。
そうですね。慣れれば一日で可能です。
計測器ドライバーなんて、難しいことを考える必要はないのです。
さて、測定器を起動させて、測定器のボタンは、いつもどの順番で押していますか?それを箇条書きにします。
つぎに、そのボタンに対応するコマンドを計測器のマニュアルを見て全部調べます。
これで、いつも操作している動作を動かすために必要なコマンド(命令の略文字列)がわかりました。
つぎに、VISA writeという命令で、計測器に一つ一つのコマンドを流します。
計測器からのデータを読み取るときは、VISA readを使います。
VISA writeで命令を流す、VISA readで測定したデータを回収する。この2つのプロセスの繰り返しです。
まずは、なんだかわからないと思うので、添付ファイルで示すサンプルを動かして、調べたコマンドを流してみてください。
計測器側で何かの反応があるはずです。
それを何度か繰り返せば、一連の必要な動作の通信は確立します。
あとは、そのデータは文字列なので、必要に応じて数値に直したり、データを保存するようにするだけです。
ナショナルインスツルメンツで行なうセミナーもお勧めです(3日間で10万円ぐらい)。
値段が高いのですが、「10万円かかりますが、これを学べば、やれる自信がある」と積極的に指導教官とよく相談の上、検討してみてください。もちろん、責任をもって卒研に取り込むことになりますが。しかしながら、この卒研で得たLabVIEWプログラミング能力は、どこでも役立つ人材だと評価されることは間違いありません。
12-12-2005 05:30 AM
12-12-2005 06:15 AM
12-12-2005 07:45 PM
ハンディタイプマルチメータ(IWATSU VOAC86)に関して調べてみました。
下記のURLに掲載されているものですね。
http://www.iti.iwatsu.co.jp/products/voac/13_19.html
これは、リモート機能がないと明言しているので、残念ながらLabVIEWによる動作はできないです。
また、付属しているソフトウェアをLabVIEWからコントロールしてしてしまうという方法も考えられますが、そのソフトウェアをコントロールするコマンドがないので、やはり制御不可能です。
自動化を行なうには、GPIBに対応したマルチメータを新規に購入しなければなりません。
マルチメータ(ADVANTEST社R6451)というのは、NIのホームページには計測器ドライバーがありません。
しかし、ClubADVANTESTに入会すると、アドバンテスト側から似たような計測器ドライバーがあることが確認できました。
同社の製品でR6551用と書いてありますが、補足でavailable for all DMM'sと書いてあるので、基本的な単純動作ならば制御可能と思います(機種ごとにGPIBコマンドを変えて設計していたら、大幅なコストがかかりますので、同じ会社ならば概ね共通になっています。)
まずは、これを入手しましょう。
私は既に入手済みですので、それをここに添付すればいいのですが、それでは第三者にソフトウェアを配布するという著作権の違法になりますので、そちらで入手してください。
まず、下記のURLの「ダウンロード ファームウエア/LabVIEWドライバをご提供します。」を利用します。
http://www.advantest.co.jp/products/
ClubADVANTESTに登録をしてIDを得てください。
そして、R6551の計測器ドライバーを入手します。
バージョン6.X用で構いません。
圧縮されているので解凍すると、CNTPANEL.VIというものがあります。
どこにも説明が見られませんでしたが、私がいろいろ試した結果、これがソフトウェアの階層で一番上に相当するものなので、クリックして開いてください。
擬似的なパネルがみられるので、GPIBアドレスを指定して、実行してみてください。
何かが動くはずです。
なお、この計測器ドライバーを作成した方には悪いのですが、ぎこちないプログラミングになっているので、真似しない方がいいでしょう。
関数だけを流用して、新しくプログラミング全体を設計しなおしたほうがいいです。
わからない問題に取り組むからこそ、「おまえはできるやつだな」って、周囲は評価します。今は、LabVIEWに触れる絶好の機会ですので、是非、LabVIEWをマスターして、同期の友人や周囲をあっと驚かせちゃいましょう。
私はナショナルインスツルメンツの製品に触れて丁度10年が経過しました。最初は英語の説明書しかなかったので、なんだか良くわからないと嘆いておりましたが、そのときの努力は現在では英語文献の読解力増強につながっています。
また、わからなかったら、聞いてください。期待しております。
01-08-2006 11:09 PM
01-08-2006 11:32 PM
こんにちは。
さて、ここで使用しているマルチメーターは、全て同じものですか?
それならば、答えは簡単です。同じマルチメーターならば、内部のGPIBアドレスが同じなのです。
今のマルチメーターは全く同じ電話番号を持った状態と考えてください。
そしたら、1台分の電話番号しか認識できないでしょう?
電話してみたら、1台分の電話番号しか認識されていないのに、4人分の声が混ざって話すようなおかしな状態になっています。
それぞれに、固有の番号に変更すればいいのです。
アドバンテストのマルチメーターのマニュアルを読んで、手動で全部のGPIBアドレスを変更してください。
例えば、
1台目は1、
2台目は2、
3台目は3、
4台目は4などでもいいでしょう。
そしてMeasurement&Automation Explorerで計測器のスキャンを行なうと、
1台目は「GPIB0::1」
2台目は「GPIB0::2」
3台目は「GPIB0::3」
4台目は「GPIB0::4」として認識されるはずです。
なお、この文字列の意味ですが、最初のGPIB0はパソコンに組み込んだ一枚目のGPIBボードを表し、その次の::4は、接続されている測定器固有のGPIBアドレスを表しています。
GPIBアドレスは、一般的に計測器の操作パネル部分に表示されないものなので、GPIBアドレスを変更したら、シールなどで現在のGPIBアドレスを張っておくほうがいいでしょう。同じものが複数台あると、後日、わけがわからなくなります。
01-19-2006 08:45 PM
01-19-2006 10:13 PM
わざわざ報告ありがとう。
一番最初に開くべきの最上位VIがどれなのかわかりないのですが、随分、苦労されたのではないかと思います。
しかしながら、かなりプログラミングの仕組みが習得できたのではないでしょうか。
もう10年前の話になりますが、私が最初にNational Instrumentsの製品に触れたのは、修士課程のときです。
その当時のマニュアルは全てが英語であり、カタログさえ英語でしたから、製品の選定から大変でした。
しかし、誰かが作ったものを改造することは難しいのですが、自分で作ったものは改造がしやすく、結局、目的としているものを早期に作り上げることができます。
このような能力は、今後どこにいっても役に立つ能力でしょう。
本に書いていない、誰もやっていないことをするのが、仕事であり、本来の勉強であります。
私は極基本的なことしか教えておりませんので、今回の成功は全て貴殿の成果です。
今回の吉報を大変うれしく思います。
今回の成果には自信を持って、より一層の今後の活躍を期待しております。
01-20-2006 12:01 AM
ありがとうございます。
ソフトが手元になかなか届かず、これからいったいどうやってプログラムしていくのかと不安でいっぱいだった1ヵ月半前にくれべると、今は、VIをひとつ完成させたことで、かなり自分の中で自信になっていると思います。
先ほどは、最上位VIの説明がなく、すみませんでした。
ちなみに、最上位VIは『test of 3 instruments(event structure).vi』と『output of oscillo (2 channels).vi』です。